住宅ローンの選び方② ~ネット銀行ってどうなの?~
住宅ローンの備忘録その2は、「ネット銀行ってどうなの?」です
これも悩ましい問題でした
店舗型銀行、という言い方が正確か分かりませんが、いわゆるメガバンクや地銀・信金など、店舗を構えている金融機関で、
つまり「ネット専門銀行ではない従来型金融機関」と定義します
買い物でもそうですが、ネットって「店舗を構えない=安い」というイメージです
実際、私はネット銀行がメインバンクになっていますが、ATM手数料とか基本無料ですし、預金利息も微々たる差ではありますが、ネットのほうが有利です
なので、「きっと住宅ローンもネット銀行の方がいいんだろう」という先入観がありました
調べてみたところ、住信SBIネット銀行or楽天銀行が安そうだったので、この2行を軸に進めることに
表面金利は住信SBIネット銀行が最安値でしたが、楽天銀行は手数料が324,000円で固定でした
借入額の2.16%という銀行が一般的のようでしたので、1,500万円以上借入する場合は、楽天銀行の方が低コストです
実際には0.07%ほど金利差がありますので、ざっくりですが4,000万円以上の借入の場合は楽天銀行の方がトータルで低コストになると思われます
ただし、借入期間が短くなったり、繰り上げ返済を実施していくことになると、この差は小さくなっていくことになります
試算してみて、恐らく楽天銀行の方がコストを下げられるだろうということで、
楽天銀行を軸に手続きを進めていったのですが、ここからが苦難の始まりでした
当時のブログ
まーとにかく大変でした
私の場合は土地の決済というスケジュール的な制約もあり、
(結局間に合わずに、決済を1ヶ月延ばして頂きました・・・)
平日にけっこうな時間を費やしました
たまたま私の場合は私用でちょっと電話するくらいのことは可能でしたが、
そういうのが難しかったりすると厳しいですし、
そもそも私はあまり業務時間中に私用で抜けるのかストレスな人間なので、大変でした
店舗型金融機関の場合は営業の方がつくことになると思いますので、書類のやり取りは圧倒的に楽です
コンマ数%の世界なので、金で手間を買うということも考えましたが、コンマ数%でも金額に直すとウン十万という恐ろしい世界ですから、ここは自らの汗でCDできるところ、と割り切って何とか耐え忍びました
仲介業者やH工務店にも色々と迷惑をかけました
ネット銀行がこれだけ一般的になってきたにも関わらず、彼らもあまりネット銀行の手続きはやったことがなかったようです
幸い嫌な顔をされたことはありませんでしたが、相手によっては嫌がるところもあるかも知れません
(もちろんどこから借りるかは施主に選択の自由があるわけですが)
というわけで、手間はネット銀行の方が確実にかかると思いますが、あとは費用を下げるか、時間を金で買うか、といったところでしょうか
後から知ったことですが、勤めている会社によっては金融機関との関係の中で、金利や手数料を優遇してもらえることもあるようです
店舗型金融機関でもネット銀行に近い条件が得られるのであれば、それがベストな選択肢ということになると思います