住宅ローンの選び方① ~変動か固定か~
住宅を購入する際、多くの人がお世話になる「住宅ローン」
考え方はライフスタイルや所得水準にもよるので一概に何が正解ということはなく、
むしろ、何故その選択をしたのか、が重要です
これによって将来の資金計画や判断の基準も変わってきますので、
備忘録的にシリーズで書いていこうと思います
まず、住宅ローンを考える上で避けて通れない問題
結論から言うと、我が家は「変動金利」を選択しました
変動金利は書いて字のごとく、その時の金利情勢によって調達コストが変動します
借り手も貸し手もその時々の実勢金利で貸し借りしますので、ある意味損得のない借り方と言えるかも知れません
借りる側としては将来的な調達コストがFIXしますので計画が立てやすいというメリットがありますが、
一方で貸し手側が金利変動リスクを負いますので、
融資のタイミングでは変動金利よりも固定金利の方が金利は高めに設定されています
現在我が国では政策的に歴史的超低金利となっており、
上がることはあってもこれ以上下がることはないと言われています
(この数十年間そう言われ続けているわけですが…)
単純に、この先金利が上がると思うのであれば固定金利を、低金利が続くと思うのであれば変動金利を選べばいい、と考えがちですが、
個人的には変動か固定かを選択する際、将来のことは誰にも分からないと割り切った方がいいと思います
債権トレーダーとかその道のプロですら予測できないのが将来です
我々素人が付け焼き刃で考えて分かるはずありません
大事なのは、仮に変動金利を選び、金利がどの程度上昇したらどう行動するのか、
固定金利を選んだが金利が低く留まった場合にどう行動するのか、
ある程度シミュレーションしておくことかなと思います
私の場合は、変動金利で低金利の時期に住宅ローン控除を受けつつなるべく貯蓄し、
金利が上昇したら繰り上げ返済で金利負担を軽くしようと考えています
金利上昇による影響が大きいのは元本の重い借入当初時期ですが、
さすがに当初10年くらいはそこまで急激な金利上昇はないだろうと
あったとしても、それは景気回復を伴っていなければ起こりえない事象だろうと
これは予測と言うより割り切りに近いですが、そう考えています